ハトムギ以外の和漢植物
2018.08.31

アシタバ(明日葉)の効能は?美容・健康効果と調理方法

青汁の主な材料として知られるアシタバ(明日葉)。実際にどんな効能があるかご存知でしょうか?今回は、アシタバの効能や、日常生活で上手にとり入れる方法、調理方法をご紹介します。日常にぜひアシタバをとり入れてみましょう。

監修医師

監修 管理栄養士  横川仁美 先生

美容や健康に、青汁がよいということを知る人は多くいますよね。その青汁に多く含まれていることから、美容・健康に関心のある人のなかでも幅広く知られるようになった植物が「アシタバ(明日葉)」です。

しかし、実際にアシタバがどのような効能があるかご存知でしょうか?効能を知らずに、なんとなくよさそうと思っていることもありますよね。ここでは、アシタバの効能や日常生活でのとり入れ方をご紹介します。ぜひ、実践してみましょう。

アシタバとは

アシタバは、日本が原産のセリ科の多年草です。天ぷらの材料や、近年では青汁の原料としてもよく知られています。そんなアシタバの名の由来は「摘んでも明日になるとまた伸びているほど生命力が強いこと」だと言われています。

また、ビタミンや食物繊維が豊富で、タンパク質も含まれています。このような特長から、アシタバは「野菜の王様」とも言われているのです。

アシタバの栄養成分|どんな効能・効果がある?

アシタバには、健康のみならず美容を気にする人にとっても注目度の高い栄養成分が豊富に含まれています。ここではアシタバの栄養成分と、それぞれの成分に期待される効能・効果をご紹介します。

βカロテン

βカロテンは、必要に応じて体内でビタミンAに変わる分です。抗酸化作用を持ち、粘膜や皮膚を良好な状態にキープすることができます。そのため、肌荒れに悩む方やエイジングケアに興味のある方に心強い栄養成分です。

クマリン

クマリンは、ポリフェノールの一種。血液をサラサラにする効果があります。血液をサラサラにすることで、肌に栄養素が運ばれやすくなります。そのため、肌荒れしにくい丈夫な肌をつくることができます。

カリウム

カリウムは、ミネラルの一種です。余分なナトリウムを排出してくれるため、むくみ防止に効果が期待できます。仕事上、座りっぱなしや立ちっぱなしのことが多い方におすすめです。

食物繊維

食物繊維は体内にあるものではなく、食べ物に含まれる栄養素です。また、人間が持つ消化酵素では分解ができないことが特徴です。便秘解消効果が期待できると言われています。

その他、ビタミン類

ビタミンEやビタミンKを多く含みます。ビタミンEは血行促進の効果が期待でき、肌に栄養素をしっかりと運ぶことができます。また抗酸化作用があり、肌の老化を防止する効果も期待できます。ビタミンKは骨の生成のサポートする働きがあると言われ、美容面だけでなく健康面でも良い効果が期待できます。

アシタバはどこで手に入る?

健康面や美容面でも注目すべき成分を豊富に含むアシタバ。早速手に入れたいと思った方も多いかもしれません。アシタバは日本人にとって身近な植物のため、青果店、スーパー、デパートでも購入することが可能です。

ただ、常に生のアシタバが入手できるとは限りません。その場合は粉末状のものや、あるいは化粧品のような形でも、アシタバの持つ栄養成分をとり入れることができます。

アシタバで健康・キレイに!おすすめの調理方法

健康や美容のためにはアシタバを生活にとり入れたい…。そんな方のために、日常的に無理なくアシタバをとり入れる簡単な調理方法をご紹介します。

アシタバは食用としても使われていますが、独特な苦味が苦手という方もいるかもしれません。しかし、実はアシタバの苦味は少なめで、調理法によって緩和することができます。おすすめの調理方法を紹介するので、ぜひ実践してみましょう。

青汁やスムージーで飲み物として手軽に摂取する

一番簡単な方法は、飲み物として摂取することです。

青汁
青汁は、アシタバを気軽に摂取することができます。作り方も簡単なので、朝、忙しい時にも取り入れやすいのが魅力です。

【作り方】

  1. アシタバをはじめ、ケール、モロヘイヤ、大麦若葉、小松菜、パセリ、クレソンなど、お気に入りの緑の野菜を選びます。
  2. 選んだ野菜をジューサーやミキサーにかけて完成です。

青臭さが気になる場合は柑橘系の果物(オレンジ、レモンなど)、苦味が気になる場合には、バナナや蜂蜜などの甘みを足すと飲みやすくなります。

アシタバスムージー
スムージーは、野菜や果物をふんだんに使うため普段不足しがちな栄養素を簡単に補うことができるのが魅力です。アシタバの苦みが苦手な方も、お好きなフルーツを入れておいしくいただきましょう。

【作り方】

  1. アシタバのほかに、りんごやレモン、甘みが足りない場合にはハチミツを適量加えます。
  2. ざく切りにしたアシタバ、レモン、蜂蜜、豆乳をミキサーにかけます。
  3. スムージーになめらかさが出たら完成です。
アシタバ茶
アシタバはお茶として飲むこともできます。ノンカフェインのため、妊婦の方でも安心して飲むことができます。

【作り方】

  1. よく洗ったアシタバの茎と葉を細かく刻み、熱したフライパンで焦げないようによく炒めます。
  2. 葉っぱがしんなりしたら、まな板に移してよく揉んでください。
  3. 水分が出たら、もんだ茶葉を再度焦げないように炒め、乾燥させてください。
  4. 鍋で熱して、まな板の上でよく揉んでという工程を4回前後繰り返します。
  5. 水分が出なくなったところで、湿気が遮断できる入れ物に移し、風通しの良い場所に保管します。

天ぷらや炒め物で美味しく食べ物としてとり入れる

料理で炒めるだけならば手間ではないという方にはチャンプルーがおすすめ。さらに、ちょっと手間がかかってしまいますが、おうちで揚げ物をすることがある方は、ぜひ天ぷらでアシタバをとり入れてみましょう。

アシタバチャンプルー
チャンプルーとは炒め物のこと。加熱によってアシタバの苦味が緩和でき、さまざまな野菜もおいしく食べることができます。アシタバのほかに、豚肉やポーク缶、もしくはツナ缶、厚揚げ(豆腐)などお好みの材料を用意してください。

【作り方】

  1. 適度な大きさに材料をカットします。
  2. ごま油を広げフライパンを熱してから、材料を入れていきます。塩こしょうで軽く味付けしてください。アシタバなどの野菜はすぐ火が通るので最後に投入しましょう。
  3. 卵を加え、適度に固まってきたら、醤油で香りを付けて完成です。
アシタバの天ぷら
苦みなく、アシタバを食べたい方には天ぷらがおすすめ。夕飯のおかずのみならず、お酒のおつまみにおすすめです

【作り方】

  1. アシタバをきれいに洗って水気をしっかり取っておきます。葉は付け根からちぎりましょう。
  2. 衣をつけて180℃〜190℃に熱した油で揚げて完成です。

化粧品でも!アシタバエキス配合のものを選ぶ

これまで、アシタバを口からとり入れる方法をご紹介してきましたが、アシタバエキスが配合された化粧品があることをご存知でしょうか。

アシタバから抽出されたアシタバエキスには、抗炎症作用が期待できます。ニキビや肌荒れで炎症してしまいがちな肌におすすめです。

植物由来の化粧品は、刺激が少なく肌なじみがよいため使いやすいという方もいます。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

健康面だけではなく、美容面でもうれしい効果が期待できるアシタバ。調理して食べ物や飲み物として、美味しく内側から体をケアしてくれたり、化粧品として外側から肌の健康や美しさをサポートしてくれたりします。毎日を元気で美しく過ごすため、普段の生活にアシタバを上手にとり入れてみましょう。

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