ハトムギ以外の和漢植物
2018.08.01

どくだみでトラブル知らずの美肌に!お茶と化粧水はどちらが効果的?

美肌を目指すならば、「どくだみ」に注目してみましょう。デトックスや便秘解消など、女性にとってうれしい効果が期待できます。今回は、お茶や化粧水、漢方など、どくだみを日常生活に効果的に取り入れる方法をご紹介します。

監修医師

監修 管理栄養士  横川仁美 先生

どくだみ茶の入ったコップ

肌の乾燥が気になったり、大人ニキビや肌荒れが気になったりすることはありませんか。美肌を目指すならば、「どくだみ」に注目してみてはいかがでしょうか。実は、どくだみは、女性にとってうれしい効果が期待できる植物なのです。どくだみを日常生活に効果的に取り入れる方法をご紹介します。

どくだみとは|効果や効能はあるの?

どくだみは日本各地で見ることができる、とても身近な植物です。お茶の成分としてもよく知られていますが、注意深く観察すれば、道端にもよく生えています。そんなどくだみは、梅雨の頃に黄色い穂と白い花びら(正確には「がく」の部分)をつけます。さらに特徴的なのがその香り。独特な強い臭気がありますので、ご存知の方も多いことでしょう。

このように、とても身近な植物であるどくだみですが、健康や美容によいことをご存じの方はあまり多くないかもしれません。実は古くから民間薬として利用されるなど、どくだみにはさまざまな効果があるのです。

昔から民間薬として利用

どくだみは、江戸時代の書「大和本草」において「十種の薬効がある」と紹介されており、厚生労働省発行の「日本薬局方」にも「十薬」(ジュウヤク)の名で記載されています。優れた抗菌・殺菌作用が知られており、揉んだどくだみの葉や汁を患部に塗布する治療が、民間療法で行われていました。

その効果のすべてに、医学的に明確な根拠があるわけではありませんが、現代でも美容・健康によいとして健康食品や化粧品などに配合され、親しまれています。

日常生活に効果的にどくだみを取り入れる方法

美容や健康への効果が期待できるどくだみ。日常生活に取り入れる方法としてはどくだみ茶が有名です。しかしそれだけでなく、美肌効果や炎症を抑制する作用もあることから化粧品の成分としても使われています。このようにどくだみは飲んで体の内部からだけでなく、化粧水を塗るなど外部から取り入れることも可能です。

ここからは、どくだみのさまざまな取り入れ方とともに、期待できるそれぞれの効果や注意点などを詳しくご紹介します。

どくだみ茶を飲む

どくだみの摂取方法として、もっとも一般的に知られている方法です。

どくだみは本来その強烈な臭気が特徴のひとつですが、どくだみ茶にはあまり臭みがありません。とろみと甘みがあり、ノンカフェインで大変飲みやすいです。

そんなどくだみ茶は、むくみ対策におすすめ。どくだみに豊富に含まれる「カリウム」には、余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあります。ナトリウムは余分な水分を体に溜め込み、むくみの原因となるので、カリウムを摂取することでむくみを防ぐのに役立ちます。

なお、どくだみ茶の過剰な摂取は、下痢のような症状につながるおそれもあるので注意が必要です。利尿作用もありますから、どくだみ茶の過剰な摂取で尿の回数が増え、仕事などに支障をきたすおそれもあります。

また、腎機能が低下している方にとっては、どくだみに含まれる豊富なカリウムが良くないケースも考えられます。病院で治療などを受けている方は、どくだみ茶を飲む前に医師に相談することが賢明です。

どくだみ配合化粧水で肌荒れ予防

古くからどくだみには抗菌・殺菌作用があるとされてきました。その作用を持つ成分が、生のどくだみに含まれる「デカノイルアセトアルデヒド」。肌荒れに関係する菌の働きを抑えてくれます。例えば、どくだみ配合の化粧水を使うことで、大人ニキビなどによる肌荒れ予防を目的としたスキンケアが期待できるでしょう。

そもそも、大人ニキビができる原因は、思春期ニキビとは異なります。思春期ニキビは、過剰に分泌される皮脂が毛穴に詰まることで発生します。一方、大人ニキビの大きな原因となるのは、不規則な生活習慣やストレス、乾燥、メイクの毛穴づまりなどによる肌機能の低下です。

年齢を重ね基礎代謝が低下すると、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーも低下し、古い角質が蓄積しやすくなります。蓄積した古い角質が毛穴を塞ぐと、そこでアクネ菌が繁殖し炎症が発生。大人ニキビへとつながります。さらに乾燥は、古い角質を堅く、厚くする原因となるので注意しなければなりません。

このように大人ニキビなどの肌荒れには、炎症を抑えつつ保湿もできるスキンケアが望ましいです。どくだみ配合の化粧水は、このようなスキンケアに向いた基礎化粧品のひとつと言えるでしょう。

なお、化粧水を選ぶ際には、バリア機能が低下したニキビ肌にもやさしい低刺激タイプ、もしくは敏感肌用の化粧水を選ぶと安心です。

漢方薬を飲む

どくだみ(十薬)は漢方薬で取り入れることもできます。どくだみを含む漢方薬としては「五物解毒散」(ごもつげどくさん)が有名です。こちらは、皮膚炎や湿疹、かゆみに対して用いられます。具体的には,化膿性あるいは痒性皮膚疾患の症状が比較的落ち着いた後の、繰り返す発疹や全身のかゆみなどの症状に選ばれます。

なお「五物解毒散」は医薬品として提供されているため、下痢・腹痛などの副作用をともなう可能性があるほか、飲んではいけない方もいます。例えば、授乳中の方や、乳児(生後3ヶ月未満)がそれにあたります。このほか妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方、通院中の方などは注意が必要です。服用前に医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

まとめ

どくだみは体の内外から美肌づくりに貢献してくれます。お茶や化粧水、漢方などさまざまな形でどくだみを取り入れることができますが、あくまで自分に合った方法を選ぶことが重要です。美肌と健康を目指す方はぜひ、日々の生活に自分にあった方法でどくだみをプラスしてみて下さいね。

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