ハトムギ以外の和漢植物
2018.06.29

アロエの美容・健康効果4つ!「塗る&食べる」で美肌を目指そう

古くから美容や健康のために利用されているアロエ。アロエの成分には、乾燥肌の改善やニキビ対策、日焼け後のケア、便秘解消効果があるといわれています。今回はアロエの美容や健康効果について解説します。

監修医師

監修 管理栄養士  横川仁美 先生

アロエ

最近、なんとなく肌にかさつきを感じたり、化粧崩れが気になったりしている方は「アロエ」に目を向けてみてはいかがでしょうか。古くから美容や健康のために利用されているアロエですが、実際にどのような効果が期待できるのかについてお伝えします。

アロエとは

ユリ科アロエ属のアロエには、400前後の品種があるといわれています。なかでも、日本で有名な品種として挙げられるのは下記の3つ。どのような種類があるのか見ていきましょう。

ケープアロエ

南アフリカ原産。日本ではドラッグストアや薬局で販売されている医薬品の原料として使われています。便秘薬や軟膏など、さまざまなタイプの医薬品があります。

キダチアロエ

南アフリカ原産ですが、日本の気候にも合っていて広く栽培が行なわれています。苦味が強いのが特徴です。健康食品や化粧品を中心に利用されています。

アロエベラ

寒い日本では成育しにくく、海外の温暖な国々で盛んに栽培されています。苦味が少なく食べやすいことから、市販のヨーグルトなどにも使われています。

アロエの美容効果について

美容によいといわれるアロエですが、どのような美容効果が期待できるかを詳しく見ていきましょう。

乾燥肌の改善

アロエの葉肉に含まれるムコ多糖類は、山芋やオクラ、納豆などに代表されるネバネバに含まれる成分です。保水性に富んでいるため、乾燥した肌の角層を保湿して、しっとりとうるおいある肌に導く効果が期待できます。

ニキビ対策に

アロエには、殺菌作用や炎症を抑える作用もあります。しっとりと肌をすこやかに保つことからニキビ予防に効果を期待でき、できはじめのニキビを抑えてくれます。また、赤く炎症を起こしてしまったニキビもスムーズに鎮めてくれることから、ニキビ跡の予防にもつながります。

シミ・そばかす予防に

アロエに含まれる成分の一つであるアロエシンは、シミのもとであるメラニン色素をつくるチロシナーゼの働きを抑えることから、美白効果が期待できます[1]。

アロエを使ったスキンケアできれいに

美肌によい成分を含むアロエは、スキンケアにも適しています。アロエを使ったスキンケアを紹介するので、ぜひ実践してみてくださいね。

アロエを配合の化粧品でケア
保湿して透明感のある肌に導いてくれることに加え、ニキビや肌トラブルも沈静してくれます。また、自然由来の成分なので、安心して使えることもうれしいですね。
アロエを輪切りにしてパック
アロエを輪切りにし、ニキビの気になる部位にのせてパック。時間の目安としては約5分です。
刻んでアロエ風呂に入れる
刻んだアロエを袋などに入れて湯船に浮かべます。アロエエキスたっぷりの、肌が喜ぶアロエ風呂になります。アロエの成分がお湯に溶け出して、少しトロッとした感触のお風呂は心地よくておすすめです。
日焼け後のアフターケアに
アロエには炎症を抑える効果のある成分が含まれているため、日焼けして赤く炎症を起こした肌には、アロエが入ったクリームなどを塗るとよいでしょう。

アレルギー肌の人は事前にパッチテストを

アレルギーとなる物質をアレルゲン(抗原)といいます。花粉やダニ、牛乳や卵などがアレルゲンであることはよく知られていますが、アロエもまた、アレルゲンのひとつなので注意が必要です。

アロエ成分由来のものに触れて現われるアレルギー症状としては、かゆみや痛み、赤い発疹などがみられます。アロエアレルギーだった場合、微量でもアロエが含まれているとアレルギー症状が出てしまうことがあります。

自分の体がアロエに合うかどうかを事前にパッチテストで確認すると、アレルギーを回避しやすくなります。パッチテストで赤くなるなどの反応があれば、アロエ関連のものは触れない、とらないようにしましょう。

アロエを食べた場合も、口の中やのどにチクチクした感じやしびれなど違和感を覚えたら中止しましょう。

アロエを食べてキレイに

アロエはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。食べるアロエといえば、市販のアロエ入りヨーグルトが思い浮かびますよね。ここでは、そのほかにもおいしくアロエ食べる方法を紹介します。

アロエはおいしい?

さて、実際のところアロエはおいしいのでしょうか。民家で栽培されるキダチアロエを食べてみると「苦い」と感じる人が多いです。それは、アロインという苦味成分が多く含まれているから。アロインの含有量が比較的少ないアロエベラは、可食部が多くて苦みも少なく、食べやすいとされています。

アロエをおいしく食べる方法

1本のアロエの葉の中でも、根元側よりも葉先のほうが苦みは少なくなっています。苦みに慣れないうちは、葉先から徐々に食べていくのがおすすめです。

切り方の工夫
アロエの苦みを軽減するには、成分が多く含まれている緑色の皮を厚めに切り、半透明の葉肉だけにすると、食べやすくなります。
下処理の工夫
沸騰したお湯にカットしたアロエをいれ沸騰させます。1~2分茹でることでも苦みがやわらぎます。茹でると縮む性質があるので、アロエは少し大きめにカットしましょう。
味付けの工夫
もっとも食べやすい方法は、食べやすく切ったアロエの葉肉を、砂糖やはちみつなどに漬けこむアレンジ。かつおぶしとしょうゆをかけたり、甘辛く煮付けたりしてもおいしく食べられます。レモンや黒酢を加えてさっぱりと食べるのもおすすめです。

まとめ

美容のために必要な成分がたっぷり詰め込まれたアロエ。自然から与えられた成分によるナチュラルな美しさをめざして、アロエ美容をはじめましょう。

参考文献

  1. [1] 八木晟ほか. “アロエシンやアロエマンナンなどの抗炎症作用aとタンシノン VI の心臓に及ぼす作用“ https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/123/7/123_7_517/_pdf(参照2018-05-28)

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