ハトムギの美容効果
2018.05.31

ハトムギが配合された化粧水、美白効果は期待できる?

ハトムギ配合の化粧水に美白効果があるのか知りたい方のために、ハトムギ化粧水の効果に関する情報をまとめました。厚生労働省が効果を認めている美白有効成分なども紹介しながら、ハトムギがもたらす美肌効果について紹介します。

監修医師

監修 痩身彫刻家・コスメマイスター  清﨑汐里

化粧品

ネットのクチコミやSNSで「ハトムギ配合の化粧水を使ったら肌が白くなった!」というコメントを見かけたことはありませんか?ハトムギはお茶として飲んだり、サプリとして摂取したりすることで美容のサポートが期待できます。また漢方としてのハトムギ(ヨクイニン)は、イボ取りやニキビ、肌荒れ対策などに有効だと言われています。

「ハトムギの摂取が肌に良いなら、ハトムギ配合の化粧水も良いはず」ということで注目を集めているようです。そこでハトムギに美白効果があるのか調べてみました。

ハトムギ化粧水に直接的な美白効果はない?

美白効果というと「肌を白くする」というイメージがありますよね。しかし美白化粧品として販売されているものの多くは、「美白とはメラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐこと」と定義されています。肌を白くするのではなく、シミ・ソバカスをつくらせないことで、白い肌を保つことが本来の目的です。

シミ・ソバカスを防ぐ効果が厚生労働省に認められた成分を「美白有効成分」といいますが、ハトムギエキスは美白有効成分ではありません。肌を白くする効果、メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスを防ぐ効果は今のところ証明されていないためです。

厚生労働省が認めている美白有効成分

シミ・ソバカスを防ぐ効果が認められた美白有効成分には、さまざまな種類があります。主な美白有効成分をご紹介します。

<メラニンをつくる指令物質の働きを抑えるもの>

  • カモミラET
  • トラネキサム酸

など

<メラニンをメラニン色素に変換する酵素の働きを抑えるもの>

  • アルブチン
  • ビタミンC誘導体
  • エラグ酸
  • コウジ酸
  • ニコチン酸アミド
  • プラセンタエキス
  • マグノリグナン
  • ルシノール

など

<メラニンの排出を促すもの>

  • 4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
  • エナジーシグナルAMP(アデノシン-リン酸二ナトリウム OT)

など

<メラノサイトをメラニン色素に変換する酵素を減らすもの>

  • リノール酸S

など

ハトムギ化粧水で美白の対極「くすみ」への効果を実感!?

厚生労働省に美白効果が認められていないにもかかわらず、なぜハトムギ化粧水を使って「美白に効果があった!」と感じている人がいるのでしょうか。

美白肌の対極にあるのは「くすみ」です。肌をくすませる原因は、メラニンやシミ・ソバカスだけではありません。ハトムギ化粧水は肌をくすませる、その他の原因にアプローチできるため、美白効果を実感していると考えられます。

まずは肌をくすませる「その他の原因」について解説します。

肌の乾燥

誰もが認める美しい肌は、しっとりとうるおっています。乾燥して肌の水分が少なくなると、顔に当たる光の反射量が低下して暗く見えてしまうため、美しさや白さが損なわれるのです。

肌荒れ

肌荒れを起こした肌の表面はデコボコしてしまいます。そのくぼんだ部分が影になり、肌が全体的にくすんで見えることがあります。

古い角質の蓄積

すこやかな肌は約28日周期でターンオーバー(細胞の生まれ変わり)をくり返しています。しかし何らかの原因でターンオーバーのサイクルが乱れると、アカとなって剥がれ落ちるはずの角質が蓄積。角質はもともと黒っぽい色みであるため、積み重なると灰色がかって見えます。

ハトムギ化粧水の効果

ハトムギ化粧水が美白肌をさまたげる原因に対して、どのように作用するのか見ていきましょう。

保湿効果

ハトムギにはアミノ酸が豊富に含まれるため、肌をうるおしてみずみずしく保つ効果があります。キメの一つ一つがふっくらとして、光をきれいに乱反射することで、透明感が引き出されます。

肌荒れ予防効果

ハトムギの実は皮に包まれており、その皮を除いた種の部分をヨクイニンといいます。ヨクイニンは古くから消炎作用があると言われ、肌荒れの予防・緩和に効果的です。

ターンオーバー促進

ヨクイニンには、ターンオーバーを正常化させる働きも期待できます。スムーズに新しい細胞が生まれ続けることによって、古い角質が押し出され、くすみのないなめらかな肌に。また肌の水分や保湿物質はターンオーバーの過程で生み出されるため、うるおいのある健やかな肌がはぐくまれます。

一方でターンオーバーが乱れると、次のようなトラブルが発生しやすくなります。

  • 肌が乾燥する
  • メラニンが排出されにくくなり、シミができやすくなる
  • 古い角質で毛穴がふさがれることで、大人ニキビができやすくなる

化粧水の正しい使い方

ハトムギ化粧水をはじめ、化粧水は正しく使うことで力を発揮します。今一度、化粧水の正しい使い方を確認しておきましょう。

化粧水は洗顔後にすばやくつける

洗顔後は皮脂が洗い流されているため、無防備な状態です。時間がたてばたつほど水分が蒸発していくので、すみやかに化粧水で肌を整えましょう。とくに入浴後は体温が上昇しているため、より水分蒸発が進みやすくなります。

化粧水をつけた後は、美容液、乳液、クリームの順番でケアしていきます。

1.化粧水

化粧水をつけるときにやってしまいがちなのが、バシバシと強い力で叩いてしまうことです。赤ら顔やシミの原因になることがあるため、気をつけてください。化粧水をてのひらに適量とったら、軽く押さえ込むようになじませましょう。しっかりと化粧水をなじませておくことで、この後に使う基礎化粧品の成分が浸透しやすくなります。

コットンでつけるときは、繊維の細かい上質なものがおすすめです。粗いものだと摩擦で肌を傷めることがあります。

2.美容液

美容液には保湿を重視した保湿美容液、シミ・ソバカスを防ぐ美白美容液、小ジワやハリの低下などを防ぐエイジングケア美容液などがあります。目的に応じた美容成分が凝縮されているので、肌悩みがあるときはぜひ取り入れたいアイテムです。

大切なのは使用量を守ること。使用量が少ないと、せっかくの効果が発揮されません。規定の量を顔全体につけた後、とくに気になる部分があれば重ねづけするとよいでしょう。また強い力で擦るように塗るのは厳禁です。

3. 乳液

乳液の目的は、油分と保湿成分を補うことです。美容液を使用していない人は、化粧水の後に必ず使用しましょう。ちり・ほこりなどの異物や、外気の乾燥から肌を守ってくれます。

4. クリーム

クリームには乳液よりも多くの油分が含まれています。30代までは皮脂の分泌量が十分にあるので、必ずしも使用する必要はありません。皮膚が薄い目元や口元のみに使うなど、部位に応じて使用量を調整するのがおすすめです。

まとめ

「ハトムギ化粧水には美白効果があります」と言い切ることはできないものの、ハトムギ化粧水を使っている方の多くが「肌がきれいになった」「透明感を感じる」「くすみがはれた」という感想を持っているようです。

ハトムギには肌をうるおし、すこやかに整える力が備わっているのは間違いありません。ハトムギ化粧水をスキンケアに取り入れて、美しい肌をキープしましょう。

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